夏が去りつつありますが、まだまだ暑いですね。
一昨日、兵庫区にある材木屋さんに行ってきました。
干支人形用の「ナナミノキ」を買うためです。
吉田が亡くなってから初めて、一人で仕入れに行きました。
”ナナミノキ(七実の木、学名: Ilex chinensis)は、モチノキ科モチノキ属の常緑高木である。ナナメノキともいう。” (wikipediaより)
この材木屋さんで六甲山のナナミノキを紹介してもらってから、干支の人形はほぼナナミノキを使って作っています。
最初はそれまでメインで使っていたホオノキとずいぶん違うので戸惑いました。白くてすべすべした木肌です。
この木を使ってわかったこと。
木目がはっきりしていないので加工がしやすい。
木工旋盤でのろくろ加工でも、適度に硬いので挽きやすい。
染み込みが少ないので塗装で毛羽立ちにくい。

六甲山でも稀にしか出ない木だとのこと。
今後干支の人形を作り続けられるほど材木として入手できるのだろうか?
少し不安があります。
近況をお話してる部屋に木槌があり、こんなマークが付いていました。

画像:『こうべ森と木のプラットフォーム』のページより。
伺うと、今年の6月に誕生したばかりの、神戸産の木材に関するブランドとのことでした。
このマークは神戸市の形。
ポートアイランド、六甲アイランド、神戸空港も、表現されています。
面白いですね。
神戸人形にこのマーク押しますか?と提案していただきました。
帰ってから『こうべ森と木のプラットフォーム』を見て勉強。
地域産材に愛着を持ってもらうという趣旨でできたもので、六甲山のナナミノキを使っているならもってこいです。
ただ、神戸人形のどこにマークを入れたらいいのか?
人形本体は塗装をしているので、マークを押す場所はありません。
また、今回作る「午」の底板は小さく、ウズモリ屋の焼印を押すことでスペース的には精一杯。
うぅ~ん…。
ところで、三宮のあたりでセルフラミネートできるお店があるので「神戸人形賛歌」ポスターをラミネートしてきました。
帰ってからさっそく掲示板に貼り付けました。

前と同じに戻りましたよ!
干支神戸人形「午」は、デザインや寸法、塗装が決まりました。
これから、最初の小ロット5個を作り始めます。
それで問題なければ大量生産です。
とりあえず150個は作ります。
先日ご予約の第一号の電話がありました。
さあ、年末にかけて大忙しの時期がはじまります。
(文責 守津)
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